SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
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著者
出版
増補改訂版を2020-06-06に読み終えた。漫画パートがしっかり抑えるところを抑えているのがよい。文章パートの見出し・吹き出しもよく考えられていて、漫画と見出しを眺めていくだけでも頭の中の整理に役立つと思う。謝辞が2020年版になっていたのもよかった。 全体的に「そうだね」となる部分がおおいので引用などは少なめ。
基礎編 スクラムってなに?
アジャイル開発とは?で「作っているもの自体や計画を調整する」という文章がありよかった。計画も調整していくんや。
重要なもの、リスクの高いものほど先に作り、そうでないものは後回しにすることで成果を最大化していきます。
身近なところもで、つい「できるところから」やってしまいがちなんだけど、リスクがあるもの、不確実性の高いものからとりくまなきゃいけないんだよな。
5つのイベント、3つのロール、3つの作成物
スクラムで定められているのはこれだけだよ
実践編 どうやればうまくいくの?
このような意見を遠慮せずに言えるコツは、プロダクトオーナーの役割である「プロダクトの価値を最大化すること」、すなわち「ユーザーにどうしたら素早く高い価値を届けられるか」を常に意識し続けることです。
遠慮がちなプロダクトオーナーというコラムの1文。プロダクトオーナーは顧客の方を向かなければならないということと、ロールプレイングゲームの話が思い浮かんだ。 なるべく詳細にすることで見積りが確実になると思うかもしれないが、それはあくまでも詳細に推測しているだけなんだ。
見積りはどこまでいっても見積りでしかないんだよな。
リリースのための作業って特別扱いなの?
最初はリリーススプリントをリリースの前にいれて、そこでリリースに必要な作業をするといい。リリース可能なインクリメントを作り続けるのが一番よいけど、そこまでできるチームかどうか、メンバーや経験をみて決めよう。
もしスクラムを始めたばかりなら、まずはタイムボックスを守ることからはじめてみよう。
なるほど。まずは時間を守ってみて、そこから課題をあげてみるのはよさそう。デイリースクラムが盛り上がりすぎる、みたいなのはこういうので見つかる典型例っぽい。時間を守るという部分がチームで合意できていないと、ふりかえりなどでも課題として出しにくいし、なあなあになりがち。
ロールで担当する部分を分けているので、どこに問題があるかわかるんだな。
この視点はなかったので勉強になった。
まずは、みんなの見えるところにそれらを張り出そう。そして、スクラムマスターはそれを率先して解決していくんだ。
インペディメントリストの話。開発チームのバックログ同様、スクラムマスターが対処しようとしている課題リストも可視化するのが大事なんだな。 スクラムチームはゴールに向かえるように絶えず工夫をしよう。そのためには、スクラムチームが今より上手く仕事をすすめるか、何かを調整するしかない。けれど、どちらもゴールにすぐに大きく近づくことはできないんだ。
よい言葉。
できないことを断わるのも責任を持つことなんだ。
はい……
リリースに必要な作業 = リリースを満たす基準 - 完成の定義
リリーススプリントがあるのを言い訳にして、必要なことを後回しにしてはいけない。それは、わかっているリスクを放置しているだけなんだ。
「リリース前にやろう」と先延ばしするとロクなことがないですよね。よい言葉だった。